遺品整理とは、何でしょうか。-葛飾区のさくら遺品整理サービス
遺品整理という仕事を続けていると、私は何度も自分自身に問いかけます。

「遺品整理とは、本当は何なのだろう。」
部屋を片付けること。
荷物を運び出すこと。
もちろん、それも大切な仕事です。でも、それだけではない。
私は、遺品整理とは**「ご遺族の心に寄り添う事が一番」**だと思っています。
止まったままの時間
先日、葛飾区のマンションで、まだお若くして旅立たれた方の遺品整理をお手伝いさせていただきました。
お部屋に入ると、勉強机がそのまま残っていました。本棚には本が並び、机の上には地球儀。
そこには、その方が過ごしてきた時間が、静かに残っていました。
引き出しを一つずつ確認すると、生徒手帳や学生時代のお写真が見つかりました。
それをご家族へお渡しすると、お母様は写真を見つめたまま、しばらく動くことができませんでした。私たちも自然と作業の手を止めました。
急ぐ理由など、どこにもなかったからです。

「片付けなければ」と「片付けられない」
遺品整理の現場では、このような場面が決して珍しくありません。
涙を流される方。
思い出の品を抱きしめる方。
「まだ片付けたくない。」
そうおっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。
頭では、
「片付けなければ。」
そう分かっている。
でも、心が追いつかない。
それは弱いからではありません。
それだけ深く、大切な人を想ってこられた証なのだと思います。
私自身も、まだ乗り越えられていません
実は私も今年、大切な叔父を亡くしました。
この仕事をしているから、人との別れに慣れている。そう思われることがあります。
でも、そんなことはありません。私も今でも思い出します。

もっと話したかった。
もっと会いたかった。
そう思う日は、今でもあります。
だから、お客様が涙を流される姿を見ると、そのお気持ちが少しだけ分かる気がするのです。
「頑張ってください。」
「早く前を向きましょう。」
そんな言葉を私は簡単には言えません。
悲しいものは悲しい。
寂しいものは寂しい。
無理に乗り越えなくてもいい。
私はそう思っています。私自身にもそう言い聞かせています。
私たちにできること
私たちは、お客様の悲しみをなくすことはできません。
故人様をお返しすることもできません。

でも、一人で抱え込まなくて済むように寄り添うことはできます。
思い出の品が見つかったら、一緒に確認する。
涙があふれたら、その時間を大切にする。
作業を急がず、お客様の歩幅に合わせる。
それも、私たちの大切な仕事です。
部屋は片付いても、思い出はなくならない
作業が終わると、お部屋は何もない空間になります。

家具も、本棚も、机もなくなります。でも、なくなったのは「物」だけです。
思い出までなくなることはありません。
故人様と過ごした時間。
笑い合った日々。
そのすべては、ご家族の心の中で生き続けます。
だから私たちは、物を運ぶだけではなく、その一つひとつの思い出を大切にしながら整理を進めています。
最後になりましたが
もし今、このブログをご覧になっている方が、
「まだ遺品を見ることができない。」
「片付けなければいけないのに、手が動かない。」
そんなお気持ちでいらっしゃるのであれば、どうかご自分を責めないでください。
私も、大切な人との別れを経験した一人です。
だから、その悲しみを否定することはありません。

急がなくても大丈夫です。

泣いてしまっても大丈夫です。

立ち止まっても大丈夫です。
この仕事を通して、お客様の悲しみをなくすことはできません。
それでも、その悲しみを一人で抱えなくて済むように寄り添える人でありたい。
「この人たちになら話してみよう。相談しよう」
そう思っていただける存在でありたい。それが、私たち桜サービスが考える「遺品整理」です。
遺品整理は、物を整理する仕事ではありません。
大切な人との思い出を、これからも心の中で大切にしていけるよう、ご遺族の一歩に寄り添う仕事だと、私たちは考えています。
桜サービス
代表 高野 様
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