老人ホームの遺品整理はどうしたらいい?/さくら遺品整理サービス
老人ホームや施設で亡くなった方の遺品整理は、一般の自宅と少し流れが違います。
施設ならではのルールや期限がある場合があるので、落ち着いて一歩ずつ進めることが大切です。

私の祖父も施設に入っていました。
その時、施設での『遺品整理』はとても悲しくてつらい・・
戸棚を開けた瞬間
- 大好きだったキャラメル
- 日記を書いていた手帳
- いつも着ていた服
思い出いっぱいの遺品を見ると、涙💧がこぼれてしまう・・ゆっくり片付けたい。
でも施設の部屋は早く片付けないといけない。次の入居者様が入るために急いで片付けた記憶があります。
私の場合はこの仕事をしているので、片付ける流れをきちんと把握していたためスムーズにできたのですが、素人ではなかなか難しい問題が出てきます。

- 荷物を運ぶにも車がない
- 家具や家電を持ち帰っても置くところがない
- 処分する場所がわからない
- 食品や液体物、スプレー缶の処理がわからない
私の母も、いざ祖父の荷物を片付けるとなるとこんな心配事を口にしていたような記憶があります。もし、自分で片付けがむずいかしい場合やこんな不安を少しでも解消して頂けるように少しだけこの場で説明したいと思います。
施設で亡くなった方の遺品整理の進め方
1.施設に確認する
まずは施設のスタッフに「荷物の整理はいつまでに行えばいいか」を聞きましょう。
施設によっては数日以内に片付けてほしいと言われる場合もありますし、一週間ほど猶予がある場合もあります。
- 必要な書類(退去届、精算書類など)も同時に受け取る
- 荷物の量を事前に確認しておくとスムーズ
2.必要なものと不要なものを仕分ける
限られた時間の中で、以下のように優先順位をつけると整理しやすいです。
- 貴重品(財布、印鑑、通帳、保険証、思い出の写真)
- 重要書類(契約書、施設からの請求書、年金関係)
- 日用品・衣類(形見分けするものは事前に親族に確認)
- 不用品(処分するものはまとめておく)
3.遺品整理業者や回収業者を利用する
荷物が多い場合や遠方に住んでいる場合は、遺品整理業者や不用品回収業者に依頼すると負担が減ります。
業者に頼むと以下のメリットがあります
- 短時間で片付けが完了
- 形見分けや供養も対応可能な業者もある
- 施設の退去期限に間に合わせやすい
4.施設の原状回復や清掃
荷物を出したあと、簡単に掃除をしてから引き渡す事が多いです。
施設によっては清掃サービスを利用できる場合もあるので、確認してみてください。
(一般的には、掃き掃除くらいで問題ないと思います)
5.精算・退去手続きを完了
荷物を片付けたあと、施設の方にお部屋中に荷物が残っていないかなどの確認。
最終的な精算や退去書類の提出や打合せを行います。
施設の期限を守ることが優先される為、片付けは出来るだけスムーズに
遠方や多忙なら業者の力を借りる方がスムーズ
貴重品や重要書類は必ず確認して持ち帰る
だれもが親や家族の『遺品整理』に向き合わなくてはいけない時がくると思います。
悲しみの中、時間に追われて片づけをすることは精神的にもつらい事でしょうが、片付けをする事により、亡くなった方の旅立ちを手伝ってあげ、有難う・・の気持ちを込めて前に進んでください。


